このページでは、大人のピアノ初心者におすすめの「30日でマスターするピアノ教本&DVD」の中から第2弾レッスン3をレビューします。
今回は、ショパンの「別れの曲」の3回目。次回にあと1回ありますが、曲的には最後までいきますよ。
さぁ、今回も楽しみですね。
第2弾レッスン3のテーマと学び
テーマ等
「和音を上手に弾いてみよう」
レッスン曲の中では初めて和音が登場します。
同時に2つ以上の音を押さえる練習です。
■レッスン楽譜:「別れの曲」15小節からラスト
■所要時間:13分20秒
レッスン3の学び
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※指の番号を[ ]で表記します。
[1]親指
[2]人差し指
[3]中指
[4]薬指
[5]小指
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●最初に、前回の範囲の内容で追加がありました。
左手11小節目
|ド[5]・シ♭ー[1]・シ[1]|
2ツめの音「シ」に臨時記号の♭がついています。
でも、次の「シ」は♭はついていませんが、実際は♭はついたままになります。
♭や♯といった臨時記号が付いたときは、それがついた小節の同じ音は、ずっと記号がついたままとなるのです。
ただ、小節が変わるとこの臨沂記号の効力はなくなり、普通の音に戻ります。
「同じ小節内では、臨時記号の効果は続く」というわけです。
※テキストP79-80にあり。
●さて今回の範囲は、15小節目からラストです。
まずは海野先生の模範演奏です。
一旦盛り上がりますが、最後は静かにゆっくり収束していく感じがします。
●右手(15小節~ラスト)
今回は、楽勝です。
特に、指くぐりや指チェンジなどややこしいことはありません。
このところ覚えることばかりでしたので、正直ほっとしました。
問題は左手です。
●左手(15小節~ラスト)
15小節目はいきなり、ファ[4]とラ[1]の和音です。
近い指使いなのですが、これには理由があります。
次の16小節目の、ファ[4]とラ♭[2]の和音を弾きやすくするためなんですね。
<和音を弾くときの注意点>
・はじめはゆっくりひきます。
・ファ[4]とラ[1]の音に、均等に力が入るようにしっかり押さえます。
・どちらかが浮いてしまわないように、同時に押さえます。
・慣れてきたら楽譜どおりの速さに戻して練習します。
●両手(15小節~ラスト)
和音が出てきて大変ですが、一つ救いがあります。
右手も左手も、四分音符で同じように動いていきます。
この後半は、前半よりもやさしくホッとしました。
●今回までで技術的なことがたくさんでてきました。
サインのタイミングが違ったり、和音が出てきたり、臨時記号やタイも出てきました。
指くぐりや指チェンジもありました。
「とっても良い練習になります。あせる必要はないのでゆっくり練習してみてください」とのこと。
その一言にけっこう救われます。
レッスン3の管理人の感想まとめ
「別れの曲」のレッスンは、次回にあと1回ありますが、一応今回でテクニック的なことは最後までいきました。これで、「別れの曲」が弾けるはずなんですね。
さて、今私はこのDVDを見た直後です。
この後ピアノで実際に練習しようと思います。
DVDを見ている限り、曲の前半は指使いが難しかったのですが、後半戦はわりと楽そうでほっとしました。
といっても、すぐに弾けるわけではないですよ。
「楽そう」といっても、「何度か練習すれば弾けそうだ」ということですので誤解されませんように。笑
当然のことながら、実際弾いてみるとつまづいたりすると思います。
「あれ?先生なんて言ってたっけ?」
と、きっとなったりするでしょう(よくあること)。
そんなときはまたDVDを再生し、海野先生の解説を聞き直すんです。
ほんと、DVDにしてよかった~。
忘れっぽい私にDVDの独学はぴったりなのでした。笑
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⇒第2弾レッスン4「気持ちを込めて弾くってどういう意味?」の体験レビュー
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