ピアノの初心者で30代のあなたは、おそらく家庭に育児に仕事にと、毎日大変忙しい日々を送られていることと思います。
そんな多忙な日常が続き、「自分の趣味になんてとても時間をかけていられない」なんて嘆いてしまうことがあるかもしれませんね。
でも、もしもあなたにお子さんがいて、お子さんがピアノに興味を持ったとしたら、あなたもピアノを始める絶好のチャンスですよ。
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ピアノ初心者で30代なら子供と一緒にピアノレッスン
30代で子育て中というあなたは、自分のためだけに費用や時間をかけるのをためらってしまうこともあるでしょう。
そんな時には、お子さんと一緒にピアノレッスンをするとよいでしょう。
お子さんと2人で学ぶピアノレッスンであれば、「子供と自分のため。自分のためだけではない」と、自分に対して正当な言い訳ができませんか?お子さんと一緒に学ぶのであれば、あなた自身も納得できるのではないでしょうか?
また、お子さんだけ、あなただけ、と2人が別々に学ぶよりも、お子さんと一緒にピアノをレッスンする方が、相乗効果が生まれそうではありませんか?何よりお互いにとってピアノ上達の早道になるでしょう。
さて、お子さんと一緒にピアノレッスンを受ける場合、どのようにすればよいでしょうか?その方法は、次のように3つ考えられます。
子供のピアノレッスンを見て覚える
1つめの方法は、子どものピアノレッスンについて行き、先生の指導をしっかりと見て、自分も覚えるようにするというもの。
ピアノ教室で、子どもなら1から先生に教えてもらえます。そんな時には一緒にテキストを見ておいて、自宅に帰ってからあなたも先生の言葉を思い出して弾いてみてはいかがでしょうか。
そうすれば、最初は難しいと思ってしまうような曲も、お子さんと一緒にゆっくり進んでいくうちに、いつの間にか弾けるようになりますよ。
とくに、小さいお子さんの場合は、ピアノ教室の先生も手取り足取り教えてくれます。そんなお子さんのピアノレッスンをそばで見ている大人のほうは、覚えるつもりがなくても弾き方や音符の読み方を身に付けてしまうことが可能なのです。
あとは、時間を見つけて実際にピアノを触るようにすれば、無理なく初歩の段階をクリアできるでしょう。
子供と一緒にピアノを習う
2つめの方法は、お子さんと一緒にピアノレッスンを受講するという方法です。一緒にといっても、ピアノ教室で、子どもさんのレッスンの前後に、あなたもレッスンしてもらうという方法です。
「子どもの前でピアノを教わるのは恥ずかしい」という気持ちになってしまう人もいるかもしれませんね。でも、親ががんばっている姿は、子どもにとても良い影響があります。
何よりピアノの練習をお子さんと一緒にするというのは、お互いにとって良い刺激になるはずです。
また、「ピアノを学ぶ」という共通の目的を持っていることから、親子間の良いコミュニケーションをとることができるでしょう。
ピアノ初心者用のDVD教材で習う
「ピアノは習いたい。でも子供の前で弾くのはちょっと・・・」。
こんな風に考えているあなたにおすすめしたいのは、ピアノ初心者用に作られているピアノ教本です。それも、DVD付きのものであれば、目で見て、耳で聴いて学べますので早く理解することができます。
お値段も、ピアノ教室に通うことを考えれば、たったの数カ月分くらいですんでしまいます。
自宅でスキマ時間を見つけては、ピアノDVDを見ながら教材をすすめていきます。つねにお子さんよりも上のレベルでいられるように心がけておくといいですね。
その上で、お子さんを指導するピアノの先生の言葉を、しっかりと聞くようにすれば、理解度が2倍違ってくるでしょう。
ピアノ初心者でも30代から弾けるようになる?
もしかして、ピアノ初心者のあなたは、「30代から本格的に弾けるようになるのは無理でしょう?」なんて思っていませんか?
たしかに、週末だけピアノに向かい、短い時間練習していたのでは、指も追いつかず、弾ける曲は限られてしまうでしょう。
でも、まだ、なんといっても「30代」です。通常は頭もクリア、身体も元気ですよね。運動能力は20代よりは落ちるかもしれませんが、それでもまだまだ十分でしょう。ですので、30代からピアノをスタートとしても、練習の仕方によっては、難しい曲も弾ける可能性がありますよ。
本格的に弾けるようになりたい場合は、ハノンやチェルニーなどの基礎練習にあせらず時間をかけるようにしましょう。すると指もいつしか自在に動くようになってきます。やさしい曲から年数をかけて難易度を上げていけば、徐々に難しい曲も視野に入ってくるでしょう。
「ピアノ初心者で30代のあなたへ」のまとめ
「ピアノは初心者。しかも30代で家事・育児があって習えない」
世の中にはそんなお悩みを抱えているママさんも多いことと思います。
ですが、ピアノは、40代、50代になっても楽しめるもの。お子さんがいる場合はお子さんと一緒にピアノを習うなど、工夫をしましょう。
まだ30代!長い目で見て焦らずじっくり練習していけば、しだいにレパートリーが増え、人前でも自信を持ってピアノを弾けるようになるでしょう。