このページでは、趣味のピアノを楽しみたい人にぴったりな「30日でマスターするピアノ教本&DVD」の中から第3弾レッスン5をレビューします。
今回が最後のレッスン曲「いい日旅立ち」です。谷村新司さん作曲、歌は山口百恵さん。日本人なら老若男女問わず知らない人はいないのではないかと思うほどの有名な曲ですね。
これをスムーズに弾けるようになったら、家族や友人にも自慢できそうです。レッスン開始前からウキウキしています。
それでは、第3弾5回目をレビューしましょう。
第3弾レッスン5のテーマと学び
テーマ等
「「いい日旅立ち」を弾いてみよう」
山口百恵さんが歌ってヒットした名曲
「いい日旅立ち」を弾いていきます。 日本の歌百選にも選ばれている感動的な美しい曲を、あなたの指が奏でます。
■レッスン楽譜:「いい日旅立ち」
■所要時間:18分40秒
レッスン5の学び
●海野先生の模範演奏
まずは海野先生が「いい日旅立ち」を1曲通して弾いてくださいました。
音自体は和音よりも単音が多いイメージ。それから、なごり雪ほど忙しい曲ではなさそうです。
ただ、特に左手の音があちこち飛ぶ印象で、ちょっとその点がてごわそう。
右手のメロディーは、まるでピアノが歌っているようです。さすが、海野先生。
さて、先生の解説によると、難易度も上がっているので、ゆっくり練習しましょうとのこと。
ただ、今回のような知っている曲は、「なごり雪」もそうですが、あまり楽譜のリズムにこだわらず、歌っているリズムで弾いてかまわないということですよ!
そんな風に言ってもらえると、ほっとしますね。笑
今回のレッスンは、1小節目から8小節目までの前奏部分です。
前奏部分はとてもきれいなメロディですね。
改めてそう感じました。
●右手(1小節~8小節)
右手の前奏出だしの1小節目前半は、
|タターンタ|
という「短い・長~い・短い」のリズム。
これをシンコペーション(シンコペ)というそうです。
さらに、ここは最後がタイでつながっているので、
1小節目全部をみると|タターンターン|となります。
う~ん、最初からちょっとややこしい感じ。
そんな気持ちを察してか、海野先生からアドバイスが。
「こうやって細かく楽譜を考えて弾いてもいいのですが、ポップスは知っている曲が多いので、覚えてしまった方が早いです。
鼻歌のように、タラ~ラ~と歌えればそのまま弾くだけ。楽をして下さいね。その方が早いと思います」
だそうですよ!
ほんとこれで一気に救われました~。
その他、1小節の途中で音が入る場合の注意があったり、指チェンジなど気を付けるところの説明がありました。
これも私には少しややこしいので、やはり曲の前奏を鼻歌で歌いながらそれにあわせて弾くとようにしたいと思います。
●左手(1小節~8小節)
左手は、
|ターンタンタン|ターンタンタン|
というような、「二分音符・四分音符・四分音符」のリズムの繰り返しです。
これを、同じ手の幅で繰り返します。
|レーラレ|ソーレソ|ドーソド|といった感じ。
「同じ手の幅」というのは、左手5本の指を鍵盤にひとつづつおいた時に、1番(親指)から5番(小指)までの幅のこと。
時々イレギュラーなことがありますが、ほとんどこの幅でひけます。
右手がちょっとややこしいので、左手はシンプルにされたそうです。
その分、右手を気持ちよく弾いていただきたいとのこと。
<音が飛んでいる場合の練習方法>
左手は、1小節ごとに、手の平ごと飛ぶ感じになっているのですが、こんな場合の練習方法です。
「なごり雪」でもやったように次の順番で練習するとよいそうです。
(1)小指の音だけ拾って弾いてみる。
(2)小指+その小節内の親指を同時に押して和音で弾いてみる。
(3)(2)の和音がスムーズに移動できるようになったら少し早く移動してみる。
(4)バラバラに楽譜どおりに弾いてみる。
<新しい学び>
左手6小節目に新しい学びが2つ登場。
(1)「オクターブ」テキストP114
6小節目は、低いミの次が高いミの音になっています。
つまり8度音が離れているんですね。
この8度の幅を「オクターブ」といい、
「1オクターブ離れている」といったりします。
(2)「スタッカート」テキストP66
楽譜を見ると、低いミの下に小さい「・」がついています。
これをスタッカートといい、言葉でいうと小さい「っ」みたいな感じ。
音を短く切る、正確には「次の音と分離する」という意味。
ですので、低いミは、跳ねて弾きます。
「6小節目のスタッカートは、とてもいい味を出しているので、ぜひかっこよく弾いてみてください」とのことでした。
今回は以上です。
内容が盛りだくさんの為、両手合わせは次回レッスン6で行うことになりました。
レッスン5の管理人の感想まとめ
今回の曲でいよいよ最後、「いい日旅立ち」に入りました。
ウキウキ気分でスタートしましたが、いやぁ、けっこう手ごわそうです。汗
今回前奏の8小節分だけでしたが、いっぱいいっぱい。
時間が18分超です。
音自体は難しくないのですが、リズムと左手が飛ぶのが難しそうです。
これは、前述したように例の「和音」で練習してなんとか乗り越えたいと思います。
さぁ、がんばろう~。
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