このページでは、40代はもちろん50代・60代でピアノを習っている人も多い「30日でマスターするピアノ教本&DVD」の中から第3弾レッスン3をレビューします。
今回は、「遠き山に日は落ちて」の3回目です。今回でいったん一通り弾けるようになります(次回4回目はテクニック的なことなので)。
完璧でなくても1曲全体を弾けるようになると、気持ち的にだいぶ楽になります。なにより楽しさが増します。
では、第3弾3回目、楽しみながらいってみましょう!
第3弾レッスン3のテーマと学び
テーマ等
「同じメロディーが2回出てくるときは?」
エコー?やまびこ?
同じメロディーが2回出てくるときの弾き方や、曲の山場の作り方を知って感動的な演奏にしていきましょう。
■レッスン楽譜:「遠き山に日は落ちて」
■所要時間:15分55秒
レッスン3の学び
●今回は17小節目から38小節目(最後)
3回目にして、
いったん曲の最後まで弾くことになります。
(次回4回目はテクニックのお話)
歌で言うと
♪きょうのわざを なし終えて
心軽く 安らえば
風は涼し この夕べ
いざや 楽しき まどいせん
まどいせん♪
の部分です。
●海野先生の模範演奏(17小節~38小節(最後))
17小節目からの海野先生の模範演奏を聴いて、改めてゆったりとした曲だなぁと感じました。
今回は17小節目から最後の38小節目までと範囲としては長いのですが、早い音符もないので、スムーズにレッスンが進むのではないかと想像します。
今回、まず注意する点は、音の強弱です。
前回の9小節目は「ピアノ(弱く)」から始まり、クレッシェンド(だんだん強く)・デクレッシェンド(だんだん弱く)して、16小節目で終わっていました。
ですが、今回の17小節目は「メゾピアノ(やや弱く)」からスタートです。
なので、9小節目の時よりも、少しだけ大きい音になります。
●右手(17小節~24小節)
海野先生から、なんと「しばらく右手はとっても簡単です」と心強い発言。笑
たしかに、簡単です。
指くぐりなど指の大きな移動もありません。
「17ー20小節」と「21ー24小節」はまったく同じ(左手も同様)。
ということで、ここはすぐに終了!
●左手(17小節~24小節)
左手もそれほど難しくありません。
一つ注意するのは、レッスン2や第2弾のなごり雪8小節目で出てきた「押さえたまま動かす」という部分。
これも何度も出てきたので、もう大丈夫。
この年になると忘れっぽいので、こんな感じで忘れそうになったころにまた出てきてくれるといい復習になり忘れにくくなりますね。笑
●両手(17小節~24小節)
18小節め・19小節目は右手と左手がハモリになっていて、キレイな和音です。
きれいに縦の線をそろえて弾きましょうとのこと。
さて、前述したように、「17ー20小節」と「21ー24小節」はまったく同じです。
こんな場合の弾き方について海野先生からアドバイスがありました。そのポイントをまとめます。
<ポイント>
◎このようなまったく同じものが2回出てくることを、リフレインとかやまびこと言う。
◎同じものが2回出てくるからといって同じように弾くのではない。
◎変化をつけて、できれば1回目よりも、2回目の方を少し小さめに弾く。
◎やまびこなので、1回目よりも2回目が少し小さい方がいい。
●両手(25小節~32小節)
25小節目は、音の強さは「ピアノ(弱く)」で始まります。
24小節めをやまびこで少し小さく引いた後なので、とても自然に「ピアノ(弱く)」で弾けると思いますとのこと。
最初の25~28小節は難しくありません。
ここでのポイントもいくつかありました。
<ポイント>
(1)左手28小節~30小節
左手の一番下の音だけをひろってみていくと、順番に音が下がっている。
具体的には、「♪ファ→ミ→レ→ド→シ→ラ→ソ」となっているので、これを意識して弾くこと。
(2)29小節~32小節の4小節がサビ
歌でいうと、♪いざや 楽しき まどいせん♪の部分です。
サビの部分なので音の強弱や、音の広がりを意識する。
<音の強弱>
メゾピアノ(やや弱く)で始まって、クレッシェンドでしてフォルテシモ(非常に強く)、デクレッシェンドしてメゾピアノに戻る。
<音の広がり>
右手は、楽譜でいうと上にどんどん上がっていく。
逆に左手は、下にどんどん下がっていく。
これがクレッシェンドの形と同じようにどんどん広がっていく。
メゾピアノからフォルティシモまで一気に盛り上げる。
ふわぁ~っと盛り上がって、潮がさぁ~っと引く。
そんな感じで小さくなっていく。
音の数が少ないのでとても難しいですが、あなたの中でしっかりイメージして弾いてみてください。とのこと。
●両手(33小節~38小節(最後))
歌でいうと、
♪まどいせん♪
の部分です。
曲は終わりに向かっていきます。
音自体は難しくありません。
(1)ポイント1
ここでは、音の強さが徐々に弱くなっていくことに注意。
32小節目:メゾピアノ(やや弱く)
↓
33小節目:ピアノ(弱く)
↓
35小節目:ピアニッシモ(非常に弱く)
↓
38小節目(最後):デクレッシェンド
なんとなく、後ろ髪を弾かれるような、少し振り返るような感じ。
(2)ポイント2
「♪まどいせん」の部分の「レードレーラドー」の部分。
これが、3回続けて出てくるのです。
強弱の点では、徐々に弱くなっていきます。
そして、音の長さです。
3回目は音の長さが倍に長くなっているのです。
「なんどもなんども振り返る、そんなイメージですかね?」と海野先生。
なるほど!
情景が目に浮かんできますね。
今回はここまで。
今回で楽譜の音自体は終了しました。
次回レッスン4ではこの譜面にのっていたある記号について学ぶそうです。
「ある記号」とは・・・次回のお楽しみです!
レッスン3の管理人の感想まとめ
今回は音自体は難しくなく、わりとリラックスして練習できました。
ただ、音の強弱についてはまだまだ練習が足りません。
海野先生のように自然に強弱がつけられないなぁという感じです。
クレッシェンドで徐々に強くしようと思っても、ついついドンドンドンとなってしまいます。汗
まぁ初心者ですから、ピアニストの海野先生のようにはいかないでしょうけど、できるだけ近づけるように練習したいと思います。
ひとまず1曲全体を弾けるようになったので気が楽になりました。
あとは、次回の「ある記号」でさらに磨きをかけるということですね!
仕事もあってなかなか練習もままなりませんが、次回で「遠き山に日は落ちて」が完成。ここまでくると、早く次回のレッスンに入りたくなります。
もうすぐ令和ですね。
平成のうちに第3弾を終わらせるように頑張りまーす!
【次の記事】
⇒3弾レッスン4「ペダルを使って弾いてみよう」の体験レビュー
3弾セット全26回レッスン一覧表⇒ココをクリック