ピアノ初心者はどんな練習方法を採ると、早く上達できるのでしょうか?
一般的な練習方法もありますし、時間が取れない人に合う練習方法もあるでしょう。
ここでは、大人のピアノ初心者が取り組みやすい練習方法をご紹介したいと思います。
ピアノ初心者の一般的な練習方法
ピアノを弾くには、技術的に必要なことがいくつかあります。
たとえば、楽譜の読み方を覚える、指の使い方を覚える、指がよく動くように訓練する、リズムを正確に弾く、強弱や音色の変化をつける、などです。
このうち、指を動かす、リズムを正確に、音色に変化をつける、などは、練習を怠ると、たとえピアニストでも思う通りにはできなくなってしまいます。
そのために毎日練習するのですが、それには、定番の練習方法があります。
・音階を早くきれいに弾けるように練習する。
・片手ずつゆっくり練習してから両手で合わせる。
・難しい部分を抜き出して練習する。
・ぜんぶ大きく、あるいはぜんぶ小さく弾いてみる。
いずれも、指を訓練して思い通りの音を出せるようにするための練習です。
1つの曲を繰り返し弾くことも必要ですから、時間と根気が求められますね。
子どもと大人のピアノの取り組み方
子どもは、年数をかけ、時間をかけてじっくり練習していきます。
うまく行けば、将来はプロになるというケースもあるでしょう。
ですから、子どもの場合は、段階的に専門的な内容に進み、毎日の練習も指の訓練から曲の表現まで時間をかけた、上述のような練習を続けることになります。
でも、大人の初心者は、プロを目指すというよりは、好きな曲を弾けるようになりたい、という気持ちで練習する人が多いのではないでしょうか。
そうなると、厳しい練習を毎日続けるというよりは、目標に向かって必要な訓練を効率よくするほうが向いていることになります。
それに、大人になると、コンスタントに練習時間を取るのは難しいという場合が多いと思います。
独学でもできる!時間がない時の練習方法
初心者のピアノの練習は、独学でもできます。また時間がない時は、効率の良い練習方法を採りましょう。
指の訓練に時間を割くのはやめて、イメージトレーニングなど、弾き始める前に準備をしておくようにしましょう。
おすすめは、次のような準備です。
・指のトレーニング
・メロディーをイメージする
・リズムの確認
・指使いの確認
ピアノがない時に、指の筋トレをするのはとても効果があります。薬指や小指を独立して動かす、筋力をつける、などしておくと、実際にピアノに向かった時に動きやすくなりますよ。
また、曲のメロディーを口ずさんだり、リズムだけを手拍子で打ってみる、指使いを読み上げてみる、などしておくと、指先に情報が容易に伝達されるようになるので、実際に鍵盤を弾く時にも上手に弾けるようになります。
「ピアノ初心者の練習方法」のまとめ
前述のように、ピアノの初心者であっても短時間で効率よく練習すれば、独学でのピアノ習得も難しくはありません。
「教えてもらえないから」「指が動かないから」というのを言い訳にせず、ぜひ前向きに取り組んでみて下さい。
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